このサイトについて
なぜ、これを作ったか
人は、終わりがあることを頭ではわかっていても、ふだんはそれを忘れて生きています。 「親に会えるのはあと何回だろう」と考える機会は、誕生日でも、正月でもなく、 たいてい何かを失いかけたときにしか訪れません。
このサイトは、その問いを先取りするために作りました。数字は動かしようのない事実ですが、 不思議なことに、残りの回数を数えると、目の前の一回が急に重くなります。 終わりを意識することは、悲観することではなく、今をどう使うかを選び直すことだと考えています。
計算の考え方
「平均寿命 − 今の年齢」という引き算はしていません。厚生労働省が公表している生命表をもとに、 0歳から110歳までの1歳きざみの生存率曲線 l(x) を作り、年齢ごとの生存確率をなめらかに補間して使っています。
ある年齢の人が、その先どれだけ生きるかは期待値として次のように表せます。
e(x) = ∫₀^∞ l(x+t) / l(x) dt
生存率曲線そのものは、瞬間死亡率 μ(x) を年齢に応じて滑らかに変化する関数として仮定し、 公表されている平均余命・生存割合に一致するようフィッティングしたものです。
l(x) = exp( −∫₀ˣ μ(s) ds ) μ(x) = A + B·e^(Cx)
「誰かに会える回数」は、この生存率をもう一段階使います。あなたと相手、それぞれが ある時点まで生きている確率を掛け合わせ、それを時間で積み上げることで 「二人が同時に生きている期間」の期待値を出しています。
N = f · ∫₀^∞ S₁(t)·S₂(t) dt S(t) = l(x+t) / l(x)
ここには、相手が先に亡くなる可能性だけでなく、あなた自身が先に亡くなる可能性も織り込まれています。 どちらか一方の平均余命だけで数えるより、実態に近い数字になると考えています。 年齢による頻度の変化を扱う一部の項目は、各種調査で観察される傾向に形を合わせたモデルであり、 特定の調査の実測値そのものではありません。
使用している統計と出典
生命表の再現精度
公表されている統計値にフィッティングしたモデルであるため、完全な再現ではありません。 公表値との誤差は、平均余命で最大 0.065年、生存割合で最大 0.24ポイント です。 日常の感覚で使う分には無視できる差ですが、厳密な数値が必要な用途には向きません。
運営者情報
本サイト「あと何回。運営」は、個人が趣味と関心にもとづいて運営しています。 法人ではなく、個人での運営であることを隠さずお伝えします。 統計の扱いや計算方法については誠実であるよう努めていますが、誤りに気づかれた場合は お問い合わせからご指摘いただけると助かります。
制定日:2026年8月15日